石川幹人ゼミナール「夢」グループ

明治大学情報コミュニケーション学部 2015年度 石川幹人ゼミナール 「夢」グループです。

3-4.パリ同時多発テロ まとめ

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テロの夢、テロに影響を受けたとされる夢の総計を、パリ同時多発テロが発生する前と後と合わせたグラフを作成した。

改めてパリ同時多発テロが発生した11月13日を境に、テロの夢を見る数が爆発的に増えたのが一目で分かる結果となった。

勿論、実際にテロに関する夢を見ていたとしても、twitterに投稿をしていない方はたくさん存在するはずである。それでも実際に起きた現象、事象は夢に影響を与えると考えられる十分なデータを得ることができた。

 

この度、テロに関する夢を全部で303件得られた。(テロの夢:254件、テロに影響を受けた夢:49件)

その254件中229件が「テロに遭う、巻き込まれる」という内容、12件が「テロやテロ組織から守る、戦う」という内容、8件が「テロを起こす、テロリストの仲間入りをする」という内容、5件が「その他」の内容の夢であった。

実にテロの夢の9割が「テロに遭う、巻き込まれる」内容の夢であった。

 

特に今回はパリ同時多発テロと、私達に強い衝撃を与えた凄惨な事件は夢にだけでなく、生活に影響が及ぼされたであろう。

テロに影響を受けたとされる夢の49件は、テロに直接関係がない夢でも、武装した人に襲われる夢、ゾンビといった非現実的な物に襲われる夢や、恐怖に追われる夢を見る方が、パリ同時多発テロの発生後に増えるというデータが得られた。

 

この度、パリ同時多発テロという決して許すことのできない残酷な事件を、データ収集のテーマをして使用したが、有意性のあるデータを得ることができ、満足のいく結果となった。パリ同時多発テロに関する調査は以上である。